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2015.11.17

マクニカ、アルテラ社Cyclone® V ST SoC搭載評価ボード「Mpression Sodia」を開発

拡張コネクタを2個搭載し幅広いアプリケーションで高い機能拡張性を実現

株式会社マクニカ (神奈川県横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:中島 潔、以下マクニカ)は、このたび同社の技術ブランド "Mpression(エムプレッション)" 製品として、アルテラ社Cyclone® V ST SoC評価ボード「Sodia(ソディア)」を開発したことを発表します。同ボードを、11月18日(水)から20日(金)にパシフィコ横浜にて開催される 「IoT Technology 2015/IoT総合技術展」(同時開催:Embedded Technology 2015/組込み総合技術展)マクニカブース(ブース番号:A-16)にてデモ実演いたします。

Sodiaボードは、アルテラ社ARMベースCyclone V ST SoC FPGA を搭載した評価ボードで、ハードウェアおよびソフトウェア開発者が実アプリケーションに近い環境で迅速にエンベデッド・システム・デザインの開発を行えるプラットフォームです。同ボードは、同じくMpressionブランドの「Helio※1」(CycloneV SoCスタータキット)の上位機種であり、HPS※2周辺機能のほとんどを継承し、ソフトウェア互換性があるためHelioボードからの拡張を検討されているユーザにも最適です。

<Helioユーザの声から生まれた上位機種Sodiaボード>
Mpression Helioボードは、スタータキットとしての必要な機能に絞ることにより、低価格化を実現し、多くの開発者にご購入いただきました。Helioはソフトウェア評価に十分な機能は備わっていますが、拡張的な機能を制限した評価ボードだったため、多くのユーザより「1台で汎用的に評価ができる環境がほしい」というご要望をいただきました。そこで当社は、ユーザのご要望に応えるべくHelioの上位機種として、FPGA規模拡大、メモリの追加、拡張コネクタの追加、オーディオ・映像出力の追加により、1台で多種多様な機能を評価・開発できるSodiaボードを開発しました。

<機能アップによるメリット>
Sodiaボードには、多様なメモリ、周辺回路およびインタフェースに加え、2つの高速メザニン・コネクタ(HSMC※3:2個)を搭載しております。これにより(図1:ブロック図参照)、市販もしくはユーザ独自の開発した拡張カードを最大2枚組み合わせ、既存システムから全く別の開発プラットフォームへの転用が可能になります。仕様変更の際や新しいインタフェースへの対応時に、新たに基板全体を開発することが不要になり、機能開発時の基板開発工数・基板製造コストを大幅に削減できます。

同ボードはCyclone V ST SoCのARMプロセッサとFPGAファブリックを組み合わせたあらゆるアプリケーションに対応可能で、モーター制御、物体検知、ビデオ監視、および自動運転支援など、昨今必要とされる広範なアプリケーションのアルゴリズム開発や検証、産業用イーサネットなどのシステム機能を拡張することが可能になります。
また、Helioボードからの新機能の一つとして、HPS側DDR3メモリに8bit ECC機構を追加(図1参照)、FPGA側に32bit DDR3メモリを追加接続しており(図1参照)、HPSシステム上でのECCメモリ評価や、FPGAシステム上においてDVI、SDI、DisplayPort、V-By-One® など、各種ビデオストリームフォーマットの相互変換用のフレームバッファとして使用することができ、ビデオストリームのPCI Express®やEthernet、USB3.0等への高速パケットデータ変換及びスイッチング等、様々な機能の実現に最適です。 また、Sodiaボード向けに作成するアルテラ社SDK for OpenCL™のリファレンスデザインを使用することで、従来のハードウェア FPGA 開発フローを抽象化して、より迅速でハイレベルなソフトウェア開発フローをSodiaボードにて体感することができます。

さらに、Sodiaボードは、搭載されている主要デバイスが全てマクニカ取り扱い商材のため、マクニカの技術知見によるサポートが可能です。特に、各デバイスの使い方やご質問はマクニカオンラインストアの「MACNICAフォーラム」またはFAQ をご利用いただき、"やりたいコト"を実現いただけます。また、豊富なパートナーのデザイン・ラインナップ(IP、デモデザイン:参照デモ動画:Helio Showcase 1-7 http://www.m-pression.com/ja/technology/video-demo)により、お客様は実現したいアプリケーションを短期間に開発することができます。

特徴

  • アルテラ社Cyclone V ST SoC搭載
  • アルテラ社Cyclone V SX SoC開発ボード(DK-DEV-5CSXC6N)と互換
  • 6.144Gbps トランシーバを使った開発・評価が可能
  • さまざまな機能拡張が可能(高速メザニン・コネクタHSMCを2個搭載)
  • 映像出力用および音声入出力用の拡張カード不要(FPGA周辺に、DVI出力、Audio入出力を接続)
  • FPGA とプロセッサのプログラムコードのダウンロードおよびデバッグの両方をサポート
    (JTAGコネクタにUSB-Blaster™またはUSB-Blaster™ IIダウンロードケーブルを接続)

Sodiaボードの開発環境

統合開発環境アルテラ社SoCエンベデッド・デザイン・スイート (EDS:ARM® Development Studio 5(DS-5™)Altera® Edition ツールキット・ソフトウェアを搭載)を使用することで、組込みソフトウェア開発者はデバイスのプロセッサ部分と FPGA 部分を同時に確認できるようになり、標準的な DS-5™ ユーザ・インタフェース経由でチップ全体におよぶ評価が容易になり開発期間の短縮が可能となります。 なお、SodiaボードのJTAGコネクタにUSB-Blaster™またはUSB-Blaster™ IIダウンロードケーブルを接続することで、FPGA とプロセッサのプログラムコードのダウンロードおよびデバッグの両方をサポートします。

出荷時期

2016年1月下旬より受注開始、2016年2月下旬より量産出荷予定

国内ではアルテラ社製品を取り扱うマクニカグループの株式会社アルティマ、株式会社エルセナおよびマクニカオンラインストア(https://store.macnica.co.jp/)での販売を予定。海外のマクニカグループ各子会社でも販売を予定しています。

Sodiaボード 製品仕様

(カッコ内メーカ名はマクニカ取り扱いライン)

型式: ALTSODIAC5ST
搭載FPGA: Cyclone V ST SoC - 5CSTFD6D5F31I7N (Altera社)
インタフェース: Gigabit Ethernet x1 (Microchip社), USB2.0 OTG x1 (Microchip社), SD card slot x1 (Würth Elektronik社), USB-UART x1 (FTDI社), HSMC x2, DVI out x1 (Texas Instruments社), Audio LINE in/out, MIC in, USB Connectors A/B (Würth Elektronik社)
メモリ: 1GB DDR3-800 40bit with ECC x1 (Micron社), 256MB DDR3-600 32bit x1 (Micron社), 64MB QuadSPI ROM x1 (Micron社), Configuration ROM EPCQ256SI16N (Altera社), 4kB EEPROM
電源: µModule (Linear Technology社), DDR Power (Linear Technology社), LDO (Altera社), DCDC (Altera社), FET (ON Semiconductor社), Inductor (Würth Elektronik社)
クロック: Clock Gen (Silicon Labs社), Oscillator (25, 100, 125, 148.5MHz) (Silicon Labs社)
その他: Real Time Clock x1, JTAG x1, LED x8, DIPスイッチ x6, Pushスイッチ x6, 外部クロック用SMA x2
提供物: Sodiaボード本体、ACアダプタ、SDカード、リファレンスデザイン、マニュアル、回路図

ブロック図(図1)

Sodiaボード写真

※1:Helio
マクニカMpressionが開発したCyclone V SX SoCを搭載したスタータキット。
アルテラ社Cyclone V SX SoC 開発ボードと互換性があります。Helioの詳細はこちら(http://www.m-pression.com/ja/solutions/boards/helio-board)をご覧ください。
※2:HPS:ハード・プロセッサ・システム(Hard Processor System)
アルテラ社 Cyclone V SoCにFPGAファブリックとは独立にハードウェアとして内蔵されるプロセッサシステムで、デュアルコア ARM® Cortex™-A9 MPCore™ プロセッサ、広範なペリフェラル群、および FPGA 内のロジックと共有されるマルチポート・メモリ・コントローラで構成。
※3:高速メザニン・コネクタHSMC (High-speed Mezzanine Connector)
アルテラ社の評価ボードに搭載されている高速転送可能な拡張インタフェース。

■Sodiaボードについて:以下WEBページをご参照ください

http://www.m-pression.com/ja/solutions/boards/sodia-board

Mpressionについて

 「Mpression(エムプレッション)」は、マクニカグループ各社が国ごとに開発・サポートしてきた、ソフトウェア、プラットフォーム、評価ボードなどを結集した総合的な技術ソリューションです。経験豊富なグループ各社の技術者のノウハウを詰め込んだ、より高度で、すぐに使えるシステムレベル・ソリューションとして、お客様の導入の期間短縮と、製品価値の最大化を図っていきます。また、国内のみならず、グループ各社を通じて、中国、アジア、欧米など、国や地域を問わずワンストップで提案・サポートしていきます。Mpressionに関する詳細はWebサイト( http://www.m-pression.com/ )をご覧ください。

マクニカについて

マクニカは1972 年の設立以来、エレクトロニクスおよび情報通信の領域で、半導体やネットワーク関連機器などを企画開発、販売する技術商社&ソリューションプロバイダーです。最先端のエレクトロニクス商品を数多く取り揃え、常に先進の技術や知識をより高い付加価値とともに提供しています。また、市場の動きや顧客のニーズを的確に捉え、独自のきめ細かいサービス&サポートを確立し、商品の設計や開発を支援しています。当社は、横浜に本社を構え、香港、上海、台湾、シンガポール、韓国、タイ、アメリカ、ドイツに現地法人を有しています。詳細はWebサイト( http://www.macnica.co.jp/ )をご覧ください。

※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標また登録商標です。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先

http://www.m-pression.com/ja/contact

株式会社マクニカ
イノベーション推進統括部 マーコム戦略推進室 江川 / 熊倉
経営管理部 広報企画課 宮原
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-8977 FAX:045-470-8955
メールアドレス:macpr@macnica.co.jp